アドベントを迎える少し前・・・
「クリスマスってイエスさまのおたんじょうをおいわいするんだよね!」
「マリアさんとヨセフさん!!」「ガブリエルでしょ!」
「イエスさまはうまごやでうまれたんだよ~!」と。
さすが、5歳児。
今まで何度もきいてきたクリスマスストーリーをよく覚えていました。
そんな子どもたちに・・・
「今年は“クリスマス”のことを小さい子やお家の人たちに伝えてほしいんだ」とお話ししました。
すると、Mちゃんが「そしたら、みんながひつじとかひつじかいになったらいいんじゃない?」と素敵なアイデアを!!!
「それはつまり、劇ってことかな?」
「そうそう!きょねん、おにいさんおねえさんのをみたよね!」
そんな風に、自然とページェント(降誕劇)をやることが決まりました。
翌週から、さっそく衣装を着てみたり・・・
台本を読んでみたり・・・
遊びの中で少しずつ楽しみました。
しかし、中には「私はやらない」「やりたくなーい」という子も。
先生たち、焦りました。どうしようかと悩みました。そして、考えました。
衣装を飾ってみたり、
台本を掲示してみたり、
どんなふうに『劇』をするのか、見てわかるようにしました。
そして、
“みんなで一緒にやりたい”
“これなら、やれそう!と自分にできることをみつけてほしい”
そんな思いと願いを子どもたちに伝えました。
きっと、みんななら、できる。みんなで、できる。 そう信じながら。
すると少しずつ・・・
「がっき(星役)ならできるかも・・・」
「さいしょはけんがくする・・・いい?」
「もうすこし、かんがえる」
「ぴあのなら、やりたい!」
そんな風に、子どもたちの言葉や表情、気持ちが変わっていきました。
お家でセリフの練習をする子・・・
たくさん歌を歌って楽しむ子・・・
手作りの衣装を作る子・・・
お家の人のたくさんのご協力もあって、少しずつ劇が完成していきました。(本当に感謝です!)
そして迎えた、クリスマス礼拝当日。
ドキドキと、わくわくと、うきうきと、いろんな気持ちの中・・・
さあ、『せかいで さいしょの くりすます』の始まりです!
一人ひとりがそれぞれいろんな思いを感じ、楽しんだり、喜んだり、時には葛藤を乗り越えながら迎えたクリスマス。
当日は“さあ、やるぞ!!”という子どもたちの意気込みが強く感じられ、
ステージに立つ姿は、とてもとても立派でした。
大切な一人ひとりの力が合わさって、お家の人の助けもあって、とても素敵なページェントとなりました。
クリスマスの喜びがすべての子どもたちに、お家の人に、
そして当日お休みとなってしまったお友だちにも、みーんなに届きますように。